ランサムウェアグループ「DoppelPaymer」は、米カリフォルニア州トーランス市が管理する個人情報と財務情報を公開し、ビットコイン100BTC(70万ドル=約7500万円相当)を支払わないとさらに200GBの情報を公開すると脅迫した。

同グループは、3月1日にトーランス市当局にサイバー攻撃を仕掛けたとされる。

このグループは、市のバックアップを削除し、サーバー約150台とワークステーション500台を暗号化したとされる。同市はこれまで、居住者14万5000人の個人情報は攻撃の被害にあっていないと主張していた。

グループは実際に情報を盗んだことを証明する目的でサイト「Dopple Leaks」を新設し、ハッキングしたファイルを一部公開した。市の財務予算や会計などが含まれていた。

ステートスコープの報道によると、同ファイルには、個人名、日付、誕生日、社会保障番号、他の個人を特定できる情報、2019年度に実施された金融トランザクション181ページなども含まれる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン