米国のステーブルコイン発行者であるサークルは、台湾第2位のコンビニエンスストアチェーンであるファミリーマート、そして地元の仮想通貨取引所ビトグループ(BitoGroup)との提携を発表した。
サークルの10月26日のプレスリリースによると、台湾のファミリーマートアプリで新たな「ポイント-トゥ-クリプト」サービスを提供する予定だ。これにより、ファミリーマートの顧客は、自分たちのロイヤリティポイントをサークルが発行したUSDCに交換できるようになる。
「ファミマポイントをUSDCに変換することで、ロイヤリティポイントの価値が時間とともに失われることを防ぎ、取引手数料は発生しない。これにより仮想通貨へのアクセスが民主化される」
サークルは、台湾でのロイヤリティポイントの重要性を強調し、マーケットインテリジェンス&コンサルティング研究所(MIC)の2021年報告書を引用して、台湾のユーザーの87%がポイント活動に取り組み、そのうち99%が商品の引き換えに頻繁にポイントを利用しているという。
台湾ファミリーマートのファミポイントは全国で1700万人以上のメンバーを集めており、ビトグループは約80万人のユーザーベースを持っている。
10月はじめ、サークルはフィリピンの仮想通貨取引所・デジタルウォレットプロバイダーであるCoins.phとの戦略的パートナーシップを発表した。
台湾では現地の議員が2023年11月末までに初の仮想通貨法案の作成を目指している。9月には、台湾の金融監督委員会(FSC)が台湾の仮想通貨市場を規制するための主要なポイントを策定し、国内で運営する仮想資産サービスプロバイダー(VASP)の業界ガイドラインを公表している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン