世界最大のビットコインATMオペレーターは、米国とカナダのサークルKに進出すると発表した

ビットコインATMオペレーターであるビットコイン・デポは23日、同社の700台以上のビットコインATM機が米国とカナダの30州のサークルKにすでに設置されたと発表した。ビットコイン・デポは、今回の拡張により、十分なサービスを受けていないコミュニティに金融アクセスツールを提供し、より多くの人々を仮想通貨の世界に引き寄せることができると述べた。

ビットコイン・デポのプロダクトディレクター、アロナ・ルボフナヤ氏はコインテレグラフに対し、「昨年、我々は仮想通貨がウェルスマネージャーや投資会社に採用されるのを見てきたが、そうしたサービスを受けられない人々はどうなるのだろうか」と語り、「サークルKに設置されているATMは、銀行を利用していない人や裕福でない人にも仮想通貨取引を提供できる」と話した。

同社によると、米国とカナダで3,500台以上の仮想通貨ATMを稼働させており、顧客はビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、イーサ(ETH)を含む30種類以上の銘柄を購入できるという。カナダでサークルKを運営するアリマンタシォン・クシュタール社の報告によると、同社はサークルKを含めたコンビニエンスストアを米国で約7,150店舗、カナダで2,111店舗を運営している。アリマンタシォン・クシュタールはサークルKの他に「ホリデー」や「クシュタール」というコンビニブランドを展開している。

ビットコイン・デポは昨年、パンデミックが続く中で、リスクの高い地域にある一部の機械のサービス停止を発表。その後、米国で新型コロナウイルスの感染者や死亡者が増加している中で、同社はすべての場所でサービスを再開した。

法定通貨を仮想通貨に交換できる仮想通貨ATMの数は、近年、世界中で大幅に増加している。CoinATMRadarのデータによると、記事執筆時点で、カザフスタンからオーストラリアまでの75カ国に約24,000台の暗号ATMが設置されている。そのうちの2万台以上は米国だ。