中国の仮想通貨マイナーは、イーサリアム(ETH)が過去最高値を更新する中、ETHをマイニングするためにエヌビディアのラップトップを購入している。
エヌビディアの最新のGeForce RTX30シリーズのラップトップが、仮想通貨をマイニングするためのツールとして中国での人気が高まっている。
2月6日、BTCarというウェイボーユーザーが、仮想通貨マイニングファームを構成するGeForce RTX30シリーズのゲーミングラップトップを披露している。数十台のラップトップを棚に積み上げて、仮想通貨をマイニングしている。

VideoCardzやWccftechといったメディアでは、このマイニングファームがETH専用に設定されていると指摘している。これらの記事では、BilibiliユーザーのFish Pond F2poolによるビデオも引用されている。そのビデオの中では、スターバックスのコンセントに差し込んでラップトップを使用して、約2時間で0.00053ETH(約0.89ドル)をマイニングしている。
いくつかの推定によると、1台のGeForce RTX3060ラップトップは、年間で最大約2.3ETH(3900ドル)をマイニングすることが可能であり、ラップトップのコストと中国での電気料金をカバーできるようだ。ちなみに1月26日時点では、GeForce RTX30シリーズのラップトップは、1000~2000ドルで販売されている。
エヌビディアのGPUに対しては以前から需要が活発だった。2021年1月、エヌビディアの最高財務責任者であるコレット・クレス氏は、同社の供給は「第1四半期を通じて乏しいままである可能性が高い」と述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン