米国の商品先物取引委員会(CFTC)はイーサリアムの先物取引というアイデアに対してオープンであると6日付のコインデスクが匿名のCFTC高官の話として報じた。

この高官は、イーサリアムの先物は理にかなった商品であり検討に値するとみており、CFTCが求める条件を満たせば承認する可能性があると述べたという。

先物取引は一定額の証拠金(保証金)を担保に一定期間先の売買を現時点で確約する取引。デリバティブ取引の一種だ。CFTCが認可した仮想通貨の先物取引は、現時点でビットコインだけだ。

イーサリアム先物取引待望論は昨年から出ている。

昨年8月、米国最大のオプション取引所であるシカゴオプション取引所(CBOE)がまもなくイーサリアム先物取引を開始すると報道された。

これについてファンドストラット代表のトム・リー氏は、イーサリアム弱気派がイーサリアム下落に賭ける取引をしやすくなるだろうと指摘し、イーサリアム価格にとってはネガティブになると予想。一方、その分ビットコイン売りは減ると考えられることから、ビットコインにとってはポジティブだと分析した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版