米国で初となるXRPを直接保有する上場投資信託(ETF)が、早ければ木曜日にも市場デビューを迎える可能性がある。仮想通貨投資会社カナリー・キャピタルが、自社ファンドのための重要書類を提出したことが分かった。
ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏によると、カナリーは火曜に米証券取引委員会(SEC)へフォーム8Aを提出した。この書類は、証券を取引所で販売する前に必ず提出する必要があるものだ。
バルチュナス氏はX上で、「提出時期から判断して早ければ水曜か木曜に上場する可能性が高い」と述べ、ヘデラ(HBAR)のETFでも同様に、フォーム8A提出の翌日に上場が行われたと指摘した。
「まだ確定ではないが、すべてのチェック項目が順調に進んでいる。今後の展開に注目してほしい」とコメントしている。
仮想通貨ジャーナリストのエレノア・トレント氏も、「ナスダックが上場を承認すれば、水曜午後5時30分(米東部時間)に効力が発生し、木曜の市場オープン時に米国初のXRP現物ETFが取引開始となる」と述べた。
米国ではこれまでも複数のXRP関連上場商品が取引されてきたが、今回のカナリーのETFは1933年証券法の下で申請された点が異なる。この枠組みにより、他のETFが「XRPを保有するオフショア企業への投資」に留まるのに対し、カナリーのETFはXRP自体を直接保有できる。
政府再開でETF承認ラッシュの可能性
米政府閉鎖が終息に向かう中、XRPコミュニティでは「初の現物ETF上場」への期待が高まっている。政府の再開が進むことで、複数のETFが一斉に承認される可能性も出てきた。
預託信託決済機構(DTCC)のリストには、カナリー以外にも複数のXRP現物ETFが承認待ちとして掲載されている。
その中には、21シェアーズ、プロシェアーズ、ビットワイズ、ボラティリティ・シェアーズ、REX-オスプレイ、コインシェアーズ、アンプリファイ、フランクリン・テンプルトンといった企業が並ぶ。
コインゲッコーのデータによると、XRP価格は過去7日間で10%上昇し、現在2.40ドル付近で推移している。
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