カナダにおける個人向け仮想通貨取引の見通しは良好であり、地元の規制環境を含むさまざまな要因から市場の成長を促進し続ける見込みだ。

カナダの仮想通貨資産プラットフォーム「ワンダーファイ」のディーン・スカルカCEOは、トロントで開催されたイベントで「個人投資家が確実に戻ってきた」とコインテレグラフに語った。

カナダの仮想通貨を巡る環境

スカルカ氏は、カナダ銀行による金利引き下げによって国民の裁量的支出を増加させ、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の上場投資信託(ETF)への強い関心が仮想通貨を「より幅広い層に好意的に見せる」ことになったという。加えて、BTCの半減期の予想される影響により、市場も堅調になると見込んでいる。

「一夜にして起こるわけではないが、仮想通貨に対する一般の人々の受容は拡大している」とスカルカは語った。ワンダーファイでの新規登録者数はBTCの史上最高価格とともに急増したと指摘し、次の6〜12ヶ月でさらなる上昇が見込まれるという。

億万長者のケビン・オレアリー氏から支援を受けたワンダーファイは、2023年7月にコインスクエアとの合併を果たしたほか、ほかの仮想通貨企業の買収も進めている。ワンダーファイはまた、ビットバイとコインベリーを取得し、2023年末には管理資産が10億ドルに達した。

海外展開も視野

カナダの規制当局はステーキングと仮想通貨の現物市場に対処しており、スカルカ氏は次に規制されるのは先物などの仮想通貨デリバティブだと予測している。

ワンダーファイがアジア太平洋地域への拡大計画を実施し始める中で、カナダの規制環境の良さを改めて実感しているという。カナダの規制当局は「アジア太平洋のほかの地域と比べて進んでいる」とスカルカ氏は語った。

スカルカ氏によれば、海外展開は引き続き推進するとのことで、ワンダーファイは数ヶ月以内にAPACでの活動を公表する予定だという。

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