ドバイに本社を置く仮想通貨取引所Bybitは、英国の金融行為規制機構(FCA)による金融マーケティングの規制変更への対応として、英国でのサービス停止を発表した。

Bybitは9月22日、10月1日より新規アカウントの申し込みを停止し、英国居住者へのサービスを停止し始めると発表した。10月8日には既存ユーザーへの新規預金、新契約、及びポジションの変更が停止される。

「英国の金融行為規制機構が仮想通貨ビジネスにおけるマーケティングとコミュニケーションに関する新しい規制を導入したことを受けて、Bybitは規制を積極的に受け入れ、この市場でのサービスを一時停止する選択をした」と、同社は説明している。

Bybitのサービス終了の日程は、英国のユーザーにマーケティングする暗号資産企業が「明確で、公正で、誤解を招かない」マーケティングを行わなければならないというFCA規則のスケジュールと一致している。FCAは最初に6月にこれらの金融広告規制を発表し、10月8日からの規制が施行される予定だ

Bybitによれば、サービスの停止は「同社が将来、英国当局による規制を最善に満たすための努力とリソースに焦点を合わせることを可能にする」という。

Bybitは、当時「最近の規制の進展」を理由に挙げ、5月にカナダでのサービスを同様に縮小することを発表した。しかしながら、同社はカザフスタンに進出し、5月に仮想通貨カストディサービスプロバイダーとして原則承認を受けた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン