ソラナのミームコイン作成プラットフォームPump.funが、現在同プラットフォームを提訴している2つの法律事務所のロゴや名称を使用したトークンを理由に、ミームコインの差し止め要求を受けた。
米国の法律事務所バーウィック・ローは2月5日にXで声明を発表し、別の法律事務所ウルフ・ポッポーと共にPump.funに対し「ドッグ・シット・ゴーイング・ノーホエア(DOGSHIT2)」を含む複数のトークンの「即時削除」を求める差し止め請求を送付したと明らかにした。これらのトークンは、ロゴや名称を無断で使用し、同事務所になりすます形で作成されており、知的財産権の侵害にあたると主張している。
コインテレグラフの取材に対し、バーウィックのマネージング・パートナーであるマックス・バーウィック氏は「先週の集団訴訟の提起以降、Pump.funは200以上のトークンを発行し、我々および共同弁護士のブランドの知的財産権を侵害している」と述べた。
Pump.funによると、複数のユーザーがバーウィック・ローおよびウルフ・ポッポーの名称やロゴを様々な形で使用したトークンを作成している。
さらに、現在進行中の訴訟に関与しているバーウィック・ローの従業員や顧客の名前や肖像を使用したトークンも作成されている。
「Pump.funにはこれらのトークンを削除する技術的な能力があることを確認している。しかし、公共に対する明確な財務的・法的リスクがあるにもかかわらず、対応を取ることを拒否している」とバーウィック・ローは主張した。
訴訟妨害の疑いも指摘
差し止め通知の一部には、Pump.funが第三者と協力し、同事務所のクライアントを脅迫し、進行中の訴訟に干渉するためにトークンを発行した可能性があるとする内容も含まれている。
「これらの行為には、我々の原告になりすましたミームコインの作成も含まれている。これは、ブロックチェーン技術を正義や適正手続きを妨害するツールとして悪用する行為である」とバーウィック・ローは指摘している。
なお、Pump.funの親会社とされるBaton社にはコメントを求めたが、回答は得られなかった。
マックス・バーウィック氏は、一部で同事務所が自身の訴訟を有利に進めるためにDOGSHIT2を作成したとの疑惑について、これを否定した。
集団訴訟の背景
バーウィック・ローとウルフ・ポッパーは1月30日、投資家を代表して集団訴訟を提起した。訴状では、Pump.funが作成を支援したすべてのトークンが未登録証券であり、同プラットフォームがこれらを通じて約5億ドルの手数料を得たと主張している。
ニューヨーク連邦裁判所に提出された訴訟では、Pump.funが英Baton社によって運営されており、ゲリラマーケティングを駆使して「極めてボラティリティの高い」トークンに人為的な緊急性を持たせ、個人投資家に大きな損失を与えたとされている。
この訴訟では、証券法違反を主張し、すべてのトークン購入の無効化、損害を受けた投資家への金銭的賠償、および訴訟費用の補償を求めている。
Pump.funの取引量は先週急増し、トランプ一家に関連するミームコインのローンチ後、週間取引量が過去最高の33億ドルに達した。
仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) がDOGE&TRUMPプレゼントキャンペーンを開催!簡単なタスククリアで5000円相当のDOGEと1000円相当のTRUMPをプレゼント!【2月最新】