米国の仮想通貨取引所クラーケンで一部の利用者がビットコインを市場の価格より2000ドル安く購入して2000ドル高く売却できていたことが明らかになった。
このシステムのバグは13日に発生。まだリリースされていない注文方法をテストした結果起きたという。バグが発生した時のビットコインは他の取引所では1万300ドル付近で推移していたが、クラーケンでは「一部の顧客は8000ドルでテストを実行する側から買い取りその他の顧客は1万2000ドルで売却できた」そうだ。
バグの結果、流動性には問題は生じなかったという。
(出典: Kraken「クラーケンで発生したバグ(9月13日)」)
バグ発生について仮想通貨コミュニティーからは批判が出ているが、クラーケンのジェシー・パウエルCEOは擁護。新たな注文方法は過去数カ月にわたって機械や人間によるテストを経たと指摘し「すべてのバグをいつも見つけられる訳がない」と述べた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版