米投資銀行ゴールドマン・サックスが支援し、ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を開発するサークルが8日、上場計画を発表した。アイルランドの特別買収目的会社であるコンコードと合併し、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する。ティッカーは「CRCL」。

今回の買収では、アイルランドの新たな持株会社が誕生し、コンコードとサークルの両社を買収し、CRCLとして取引されることになる。

2021年第4四半期に取引は完了する予定。完了すると、サークルの企業価値は45億ドルとなり、既存株主は86%の株式を保有することになる。

サークルの共同創業者であるジェレミー・アレール氏は引き続きCEOを務め、コンコードの会長であるボブ・ダイアモンド氏が取締役に就任する。

サークルは米ドル裏付けのステーブルコインUSDCを発行する企業だ。ステーブルコインとしてはテザーに次ぐ時価総額第2位を誇る。5月には個人投資家や機関投資家、戦略的投資家などから4億4000万ドルを調達していた。