ブラジルのサンパウロ州司法裁判所は、サンタンデール銀行による控訴を棄却し、仮想通貨取引所メルカドビットコインに対し資金を返還すべきという判決を下した。3月8日に地元メディア、クリプトモエダス・ファシル(CriptomoedasFacil)が報じた。
以前、サンタンデール銀行は、メルカドビットコインの事業が同銀行の方針と相容れないと主張し、資金を凍結し、同取引所の口座を停止した。これに対してメルカドビットコインは、口座の停止に反対し、裁判所を通じて訴訟を起こし、資金の凍結は不当であると主張したという。
返還される資金は、135万733レアル(約35万ドル)と報告されている。3月6日に公開された政府の公式ポータル、インプレッサオフィシアルの情報によると、サンタンデールによる控訴は、全会一致の投票で却下されたという。
取引所はすでに、銀行に対し月1%の利息を加えた資金の返還に加えて、法律コストや弁護士費用の支払いを受けるという条件で勝訴しているという。
翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。
編集 コインテレグラフ日本版
原文 Brazilian Court Rules Santander to Return $350,000 to Crypto Exchange Mercado Bitcoin