GitHub上の投稿によると、仮想通貨取引所バイナンスのスマートコントラクト対応ブロックチェーンであるバイナンススマートチェーンは、10月6日にプラットフォームから推定1億ドルを流出させたハッキングを修正するため、ハードフォークを行う予定だ。

メインネットとテストネット向けのリリースは、「ビーコンチェーンとスマートチェーン間のクロスチェーン基盤を改善するための一時的な緊急パッチ」として行い、クロスチェーンの再有効化を目指すと投稿した。

モラン(Moran)と名付けられたハードフォークは、ブロック高22,107,423で行われる予定で、10月12日午前8時(UTC)に発生する。変更点としては、iavlハッシュチェックの脆弱性の修正、ブロックヘッダーインシーケンスチェックの導入などが予定されている。

このフォークは一般ユーザーには影響しないが、ノードの運営者は、実際のノードがまだ動いている場合はそれを停止し、新しいバイナリに置き換えるなど、いくつかの手順を踏まなければならない。

ハードフォークはブロックチェーンを改善するために行うアップグレード。ブロックチェーンの最新バージョンから永久に分岐し、チェーンの分離につながる。一部のノードがコンセンサスを満たさなくなるため、2つのバージョンのネットワークが別々に稼働する。

BNBチェーンのクロスチェーンブリッジの脆弱性により、10月6日に一時停止し、攻撃者は1億ドルの仮想通貨を持ち逃げした。