破綻した仮想通貨レンディングプラットフォームのブロックファイ(BlockFi)は、現在ブロックファイウォレットにロックされたデジタル資産をユーザーが引き出すことを可能にするために、米国破産裁判所の権限を要求する動議を提出した。

19日にニュージャージー州の米国破産裁判所に提出された申し立てでは、11月10日以来プラットフォーム上で凍結されているウォレットアカウントから出金を可能にする権限を裁判所に要求した。

また、裁判所の文書では、プラットフォームの一時停止時点の取引を適切に反映させるために、ユーザーインターフェースを更新する許可も要求している。

ユーザーに送付されたメールの中で、ブロックファイは、この申し立てを「我々の連邦破産法第11条のケースを通じてクライアントに資産を返還するという我々の目標に向けた重要なステップ」と位置付けている。

「クライアントがブロックファイウォレットアカウント内のデジタル資産を明確に所有しているというのが我々の信念だ」

また、「BlockFi International Ltd.で保有するブロックファイ・ウォレット・アカウントに関しても、バミューダの最高裁判所に同様の救済を求める」意向を示している。

BlockFi Internationalは、バミューダに拠点を置く同社の子会社で、米国以外の事業を運営している。

裁判所文書によると、この申し立てが認められるかどうかを決定する審問は1月9日に予定されている。

BlockFi International Ltdで保有されているウォレット・アカウントに関する別の審理は、1月13日にバミューダの最高裁判所で行われる予定だ。