ブロックチェーン開発企業ブロックストリームがセキュリティトークン発行プラットフォームの公開を発表した。同社が5月15日にコインテレグラフに共有したプレスリリースで明らかになった。
発表によると、新たな「リキッドセキュリティ」プラットフォームは、企業がサイドチェーンの決済ネットワーク「リキッドネットワーク」でセキュリティトークンを発行するためのソリューション。リキッドネットワークは、取引所とブローカー間のビットコインの流動性を高めることを目的に2017年に開始。現在ビットフィネックス、フォビ、OKコイン、ビットメックスなど仮想通貨企業が参加している。
ブロックストリームの最高セキュリティ責任者、サムソン・モウ氏は、企業がトークン化された証券を発行する意思があっても、イーサリアムのようなプラットフォームは、そのスケーラビリティ、プライバシー、信頼性に制限があり、正しい選択ではないと指摘。
ブロックストリームのリキッドセキュリティプラットフォームはそうした用途に適しているとし、次のように述べている。
「リキッドセキュリティが公開され、企業はボタンをクリックするだけでリキッドベースのセキュリティトークンを迅速に発行し、高度なルールセットを設けることで規制要件に準拠させることができる。」
同プラットフォームは、投資プラットフォームのバンクトゥザフューチャー、マルチブロックチェーン発行プラットフォームのトークンソフト、米銀行ゼナス銀行、ゲーム開発のピクセルマティックの4社と提携して公開するとされる。
翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。
編集 コインテレグラフ日本版