ブロックチェーンキャピタルは22日、決済大手のペイパルとVISAが参加する3億ドルのファンド「Blockchain Capital V LP」をクローズしたと発表した

リリースによると、このファンドは大学基金やファミリーオフィス、年金基金など多数の投資家が参加したという。

ブロックチェーンキャピタルは、ブロックチェーンに特化したファンドとしては業界で最も古いものの一つとして知られる。現在、仮想通貨取引所クラーケンやコインベースの他、UMA、ネクサス、アーベ(Aave)などの分散型金融プロトコルを含む主要プロジェクトを支援しているほか、NFTマーケットプレイスであるオープンシーをポートフォリオに加えている。

既報のように、ブロックチェーンキャピタルは、モルガン・スタンレー・タクティカル・バリューと共同でデジタル証券プラットフォームを手がけるセキュリタイズのシリーズBラウンドを主導。5月にはDeFiプロトコルであるバランサーの2425万ドルの資金調達を主導するなどブロックチェーン全域をサポートしている。2012年から2020年の間で160億ドル以上を投資した。

リリースの中でペイパルのバイズプレジデントを務めるホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏は、今回のファンド参加は、分散型経済の最先端にいる起業家を支援する取り組みの一環だと述べた。