世界最大の資産運用会社であるブラックロックのラリー・フィンクCEOは、過去2、3ヵ月で仮想通貨ビットコイン(BTC)に多くの注目が集まっているという認識を示した。

米国の外交問題評議会で前イングランド銀行のカーニー総裁と共に講演をしたフィンク氏は、「ビットコインは多くの人々の注目を集めて想像をかきたてた」とし、「未だに試練を乗り越えたわけではなく、他のマーケットと比較してかなり小さい」と述べた。

「グローバルマーケットに成長できるか?可能性はある」

先月末には、ブラックロックのCIOであるリック・リーダー氏がビットコイン について「金の延べ棒よりも機能的であり、金に取って代わるだろう」と強気な発言をしていた

ブラックロックは2019年時点で7兆5000億ドル近い資産を運用していた。

米国投資家の間ビットコインに対する意識は大きく変化してきている。今年春のポール・チューダー・ジョーンズ氏やスタンレイ・ドラッケンミラー氏によるビットコイン支持などを始め、主にインフルヘッジのための資産としてビットコインは米投資業界で市民権を獲得しつつある。

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン