欧州の仮想通貨取引所ビットスタンプは7月8日、仮想通貨ビットコイン(BTC)のライトニングネットワーク(LN)に貢献するため、LNノードを独自に立ち上げたと発表した。より多くのLNノードがあるほどLNが稼働し続けやすくなること、LNノードでの決済が増えるにつれ、LN全体における流動性が高まる点を指摘した。

LNは、BTCのスケーラビリティー問題や手数料高騰問題を解消し、マイクロペイメント(小額決済)を可能にする技術。BTCのブロックチェーンネットワーク外に構築する決済ネットワークのため、オフチェーンやセカンドレイヤー技術とも呼ばれる。ビットスタンプは、より多くのLNノードがあるほどLNが常に稼働し続けやすくなること、また多くのLNノードで決済が実施されるにつれLN全体の流動性が高まり、より多くの人々が仮想通貨を取引しやすくなることを説明した。

またビットスタンプは、独自にLNノードを立ち上げることで、ネットワークの成長を促進し、仮想通貨通貨業界がこの技術を採用するよう奨励していくそうだ。さらに、知識がある個人ユーザーに対しても、LNノードを立ち上げてみるよう呼びかけた。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版