ビットメイン、ロジャー・バー、クラーケン訴えられる ビットコインキャッシュのハードフォーク巡り

通信および情報技術を専門とする開発運用会社ユナイテッド・アメリカン・コープ(ユナイテッドコープ、United American Corp)は、ビットメイン社、ビットコインドットコム社、ロジャー・バー氏、およびビットコイン取引所クラーケンに対して訴訟を起こした。同社が12月6日のプレスリリースで明らかにしたユナイテッドコープは、被告側がビットコインキャッシュ(BCH)ネットワークの支配を企てていたと主張している

米フロリダ州南部地区連邦地方裁判所で提訴されたこの訴訟は、被告側が共謀し自らの利益のためにBCHネットワークを意図的に操作したかどうかが争点となる。ユナイテッドコープは、次のように主張している。

「被告たちはネットワークを中央集権化する目的で、18年11月15日のソフトウェアアップデートの後、ビットコインキャッシュネットワークを効果的にハイジャックすることを共謀した。その全ての行為が、ビットコイン開始以来に受け入れられてきた基準や手続きに違反している」

BCHネットワークは11月15日のハードフォークで、ビットコインキャッシュABCとビットコインキャッシュSVを支持する二つの陣営に分かれた。ユナイテッドコープは、このアップグレードが行われた直後にABC陣営は「レンタルハッシュ」を利用して、このネットワークを支配したと述べている。その結果、ビットコインABCのルールセットが採用されることとなり、他方の導入により民主的なルールセットが維持されるのを妨げたとされる。

またユナイテッドコープは、11月20日にビットコインABCの開発チームがブロックチェーン台帳の支配を強化する目的で、「ディープ・リオーグ・プリヴェンション」の手段を使ってブロックチェーンに「毒薬」を仕込んだと主張する。これにより、将来のネットワークアップデートに対し、実装の支配を維持することが可能になるという。

この訴訟は、被告がBCHネットワークに対する現在進行中の行為や将来の同様の行為ができないようにする、差し止めによる救済を求めている。さらにユナイテッドコープは損害賠償も求めており、その金額は今後裁判で決定される。