中国の仮想通貨大手ビットメインは19日、匿名仮想通貨ジーキャッシュ(Zcash)のマイニング用に新たなマイニング機を発表した

新たなハードウェアの名前は、アントマイナー11。以前のアントマイナーZ9より軽くなり、3倍のハッシュパワーを持つ。エクイハッシュ(Equihash)アルゴリズムを用いた匿名通貨のジーキャッシュなどが対象となっている。

現在、ビットメインの公式ストアで事前販売を開始し、まもなく出荷できるようになるという。

ビットメイン は、弱気相場のあおりを受けて逆風に見舞われている。

昨年12月には、大規模な人員削減が報じられたほか、2つの集団訴訟、イスラエルの開発センターの縮小、テキサスの事業縮小、オランダのオフィス閉鎖などの困難に直面している。

ただ2月には、最新の半導体製造技術7nm(ナノメートル)のプロセスルールを採用したASICマイニングチップ「BM1397」を発表している