仮想通貨取引所ビットフライヤー(bitFlyer)と次世代ブラウザのブレイブ(Brave)が業務提携に関する基本合意を締結した。

7月9日にビットフライヤーが発表した。ビットフライヤーと締結するのは、ブレイブを提供する米国のBrave Software子会社でブロックチェーン関連業務を行うBrave Software International SEZC。ブレイブの仮想通貨ウォレット領域における日本初のパートナーとなる。

ブレイブは、ウェブ広告を閲覧した利用者に独自トークンBAT(ベーシック・アテンション・トークン)を付与するプラットフォームを提供する。

ブレイブは、日本で人気急上昇中の次世代ブラウザ。先月には、eスポーツチームや韓国のアイドルグループ「防弾少年団(BTS)」と連携した国内向けに限定のブラウザを提供すると報じられた

アンドロイドのアプリランキング「コミュニケーション」カテゴリーでは、日本で第3位となっている。先月には世界で月間アクティブユーザーが1500万人を突破した

またブレイブはプライバシー重視のブラウザとしても知られている。

今年3月、ブレイブはグーグルを欧州の一般データ保護規則(GDPR)違反で正式に訴えた

今後の日本市場での展開

ビットフライヤーは、4月にBATの取り扱いを開始。今後のブレイブとの連携について以下のように述べた。

「さらなる連携強化を目的として、今後 Brave ブラウザのユーザー向けに、暗号資産(仮想通貨)ウォレット機能を共同開発いたします。さらに、共同でマーケティング活動を開始し、暗号資産(仮想通貨)及びブロックチェーン技術の更なる普及並びにお客様の利便性向上を目指してまいります」

この他、DMMとGMOコインでもBATが上場または上場開始予定となっている。