ビットフィネックスが分散型仮想通貨取引所に向け布石 EOSFinex立ち上げへ

 日毎取引量で上位5番に入る仮想通貨取引所大手ビットフィネックスが13日、仮想通貨EOS(イオス)をベースとした非中央集権型(分散型)仮想通貨取引所Eosfinex(イオスフィネックス)を立ち上げることが分かった。同社がプレスリリースで発表した

 ビットフィネックスは昨年8月に半分散型の仮想通貨取引所Ethfinex(イーサフィネックス)を立ち上げており、完全に「トラストレス」な非中央集権型の仮想通貨取引所に向けた布石を打っている。

 EOSはSteemやBitShare等の創始者で凄腕プログラマとして知られるダン・ラリマー氏が設立。イーサリアムと同様分散型アプリを展開するプラットフォームとされ中国や韓国で人気だが、実際はテストネットでの運用に止まっており、どのように非中央集権型(分散型)仮想通貨取引所が運営されるかは不明だ。

 今回発表されたプレスリリースによると、ビットフィネックスは「ブロックチェーン上の取引プラットフォームにおける大量の取引を処理するための厳しい要件を満たす様々なプロトコルレベルの技術を調査し試してみることが継続的なゴール」としており、イオスフィネックスもこういった取り組みの一部だと思われる。

 ただ一連の動きの背景を読み解こうとすると、ビットフィネックスが現在置かれている立場が鍵になる。ビットフィネックスは香港や台湾に拠点があると言われているが、中国本土出身の投資家も株主として名を連ねるなど、実際の運営体制は未だ不透明なままだ。特に昨年からテザー疑惑でビットフィネックスへの風当たりが強くなっており、いち早く分散型仮想通貨取引所へ移行したいと思っていても不自然ではない。ちなみにビットフィネックス、テザー、EOSには同じ出資者がいると噂されている。

 業界で大きな影響力を持つビットフィネックスの動きに引き続き注目だ。

  • フォローはこちら: