米マーケット調査会社ファンドストラットのテクニカル分析家ロブ・スライマー氏は、仮想通貨ビットコイン(BTC)の回復には時間がかかるという見方を示した。3月20日付のブルームバーグが報じた

先週の仮想通貨暴落以降で初めてファンドストラットが相場の展望を更新した。

「先週の仮想通貨崩壊は、すべての資産クラスで見られた『何でもいいからここから私を出してくれ』パニックを写したものだ。(中略)ビットコインはより安い高値(Lower high)、より安い安値(Lower low)が至る所で見られており長期的に脆弱な状態になっている」

その上でスライマー氏は、ビットコインが200週移動平均線を守ったことを評価。2015年と2018年にも200週移動平均線がサポートとして機能したことを指摘し、次のように続けた。

「テクニカル的にビットコインは底をつけようとしていると考えられるが、同時にビットコインは今後数カ月間保ち合いを続けてテクニカル的なダメージを修復する必要があることを気づかせる」

仮想通貨リサーチのアーケイン・リサーチは、仮に200日間移動平均線を割ってしまった場合には、過去の取引事例から4000ドル前後が重要なサポートになるだろうと予想している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン