10日のビットコインは狭いレンジでの取引が続いている。24時間前と比べて0.2%のプラスで、1万269ドル付近で取引されている。決済ネットワークとしての実用性の観点からはビットコインは未だに30%以上割高という見方も出ている。
(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル」)
マーケット心理は「恐怖」
データ提供会社オールターナティブ・ドット・ミーによると、「仮想通貨の恐怖&強欲指数」は41で「恐怖」の水準にある。先月の平均である「極端な恐怖」(11)からは回復してきているものの、マーケットはまだ確信を持てていないようだ。
オールターナティブによると、「極端な恐怖」は買いの機会で「極端な強欲」は調整間近を示唆している。
アクティブなアドレス数
ビットコインの1日あたりのアクティブなアドレス数も低迷している。
(出典:CoinMetrics「1日あたりのアクティブなアドレス数」)
6月14日に100万アドレスを突破。6月27日にはビットコインは今年最高値である1万3880ドルをつけた。
仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏は、普段はビットコイン強気派として知られてているものの、 先月、アクティブなアドレス数が7月以降で減少傾向にあることを懸念していた。
プレミアムは30%超のまま
ブロックチェーン投資顧問のバイト・ツリーによると、ビットコインは31%の割高。適正価格は、約7800ドルという数字が算出された。
バイト・ツリーは、決済ネットワークとしての実用性からビットコインの適正価格を出している。