新たな分析によれば、ビットコイン(BTC)が再び調整局面に入った場合、9万4000ドル付近が下値の目安となる可能性がある。

トレーディング分析プラットフォーム「マテリアル・インディケーターズ」の共同創業者であるキース・アラン氏は、最新のX投稿で、ビットコインの反発ゾーンとして21週移動平均線付近に注目している。

BTCは保ち合い中も、クジラは買い増しを継続

トレーディングビューのデータによれば、ビットコインは過去最高値の11万2000ドルをつけた後、約5000ドルのレンジ内で横ばいで推移している。

アラン氏によると、市場の動きには今後の上昇を示唆する兆しがあるという。大口投資家(クジラ)は現在の水準でBTCを買い増しているとの見方を示した。

「ビットコインは10万ドル超で保ち合いを続けており、クジラは積極的に買いを入れている」とアラン氏は述べた。

同氏が投稿したチャートでは、クジラの取引とみられる大口注文2種類の買いボリュームが増加していることが確認できる。また、5月27日時点では、11万2000ドルが最も多くの売り注文の流動性を集めている価格帯であることも示された。

Bitcoin order book liquidity data with whale activity. Source: Material Indicators/X

さらにアラン氏は、仮に短期的に売り圧力が高まった場合、下値ターゲットとして21週移動平均線付近、すなわち9万4000ドルへの調整が起こりうると指摘した。

「強気市場であり、トレンドも上向きだが、相場に一直線の動きはない。“上昇一辺倒”というのは幻想にすぎない。週足チャートで7本以上連続で陽線をつけるのは稀であり、その後には保ち合いや調整が続くことが多い」

「調整が発生した場合でも、トレンドラインと現在一致している21週移動平均線がサポートとして機能するだろう」と同氏は付け加えた。

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BTC/USD 1-week chart. Source: Cointelegraph/TradingView

クジラの“流動性ゲーム”が市場の注目を集める

一方、ビットコイン市場では、あるクジラの大胆な取引が注目を集めている。

ハイパーリキッドでトレーディングをしているジェームズ・ウィン氏は、巨額のレバレッジをかけたBTCのロングおよびショートポジションを次々と展開し、その様子をSNS上で公開している

ウィン氏の取引はいまや一種の市場シグナルとして扱われつつある。ウィン氏は、他の市場参加者が自分のポジションを清算させようと価格を操作しているともXで主張している。

分析ツールHyperDashの最新データによれば、ウィン氏は現在、40倍のレバレッジをかけたビットコインのロングポジションを保有しており、5月28日時点で含み損は340万ドルに達している。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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