ビットコイン(BTC)は6月20日、大口の注文板プレイヤーの影響を受け、6万6000ドルを超える緩やかな上昇から一転して下落した。

ビットコイントレーダー、新たなボラティリティで切り刻まれる
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、ウォール街のオープン前にBTC/USDは仮想通貨取引所ビットスタンプで66,455ドルを記録した。
しかし、この上昇はほとんど続かず、急転直下で2,000ドルも下落した。
最新の動きを分析したトレーディング・リソースのマテリアル・インディケーターズは、その原因はクジラにあると指摘した。
「ファイアチャートは、クジラが注文板でビッドを偽装していることを示している」と、独自の取引ツールのデータを引用してX(旧ツイッター)で主張した。
「月曜日の6万ドルの買い板は取引開始後すぐに取り下げられ、6万6000ドルに現れた別の買い板も45分後には消えたようだ」

監視リソースのコイングラスからのBTCオーダーブックペアのデータも、執筆時点で流動性の新たな焦点として64,250ドル付近を確認した。

さらに、ドイツ政府が保有する押収されたBTCがオンチェーンで移動されたことも議論の対象となった。
人気トレーダーのダーン・クリプト・トレード氏は、歴史が繰り返されることを期待していると語った。
「良い例だ。政府のコインが移動・売却されることで売りが発生し、それが局所的な底を形成することが多い」

コイングラスのデータによると、この日のボラティリティの影響で、ロングとショートの両方のBTCポジションが影響を受け、特にショートポジションが損失を被っている。

失業保険申請件数、大幅な減少を回避
一方、米国の最新マクロ・データは、インフレの進展について複雑なシグナルを示した。
6月15日までの1週間の失業保険申請件数は、予想の23.5万件に対して23.8万件となり、前週から5,000件減少した。
コインテレグラフが報じたように、仮想通貨市場は引き続き2024年の雇用統計の数字に敏感だ。「求人倍率はCOVIDとGFCの低水準にある...高水準ではなく、ビジネスと流動性サイクルの低水準を示している」と金融コメンテーターのテッドトークスマクロ氏はこの日指摘した。
以前、テッドトークスマクロ氏は、BTCの価格パフォーマンスと連邦準備制度理事会の流動性状況との間に継続的な相関関係があることを強調した。
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