ビットコインは、米国の休暇期間に上昇する傾向がある。機関投資家向けに仮想通貨投資プラットフォームを手がけるSFOXが最新のレポートの中で伝えた。
例えば、ビットコインは独立記念日と労働者の日、感謝祭にそれぞれ14%、5%、21%近くも上昇した。11月28日の感謝祭の時は、11月25日の底値である6515ドルから4日間で20.8%上昇。29日の金曜日に7870.35ドルでピークをつけた。
SFOXは「確信を持って言うことは不可能」としつつも、過去数回の休暇とビットコインにはポジティブな関係があると指摘した。
また、グーグルにおけるビットコイン検索数は、休暇直前に増加して休暇中に下がる傾向がある。SFOXは、価格とグーグル検索数は相関関係があると指摘し、グーグル検索数が休暇直前にピークをつける背景には「多くの投資家が(過去の傾向から)休暇中に上がると期待しているのではないか」と分析した。
(出典:SFOX「グーグルのビットコイン検索と休暇」)
SFOXは、以前の分析の中で、休暇中にビットコイン保有者が家族にビットコインについて話してFOMO(取り残されることへの恐怖)を誘発するという仮説を立てていた。しかし、Google検索との関係分析から、現在はこの説は無効であるとみている。
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