ビットコイン(BTC)は、2020年という米国経済にとって困難だった年に、多くのメインストリームでの採用を獲得した。しかし、デニス・ガートマン氏のような一部の市場専門家は、依然としてビットコインに懐疑的な見方を示している。
22日のブルームバーグとのインタビューの中で、ガートマン氏は金(ゴールド)とビットコインとは同等ではないと述べている。「金は何千年も前から存在し、ビットコインば20年程度しか存在していない」と述べた。ガートマン氏は著名な市場専門家であり、ガートマンレターと呼ばれる金融解説シリーズを30年間にわたって手掛けている。
ガートマン氏の指摘は多少の誤りがあるようだ。ビットコインは20年前に存在していない。ビットコインのホワイトペーパーが公開されたのは2008年であり、ビットコインがスタートしたのは2009年からだ。
「ビットコインはミレニアル世代のゴールドだ。私はそれを理解している」とガートマン氏は述べている。「私はビットコインを理解することはできない。私より賢く、勇気ある人々に任せたい」とも述べている。
ガートマン氏はビットコインの価格が最終的に下落すると信じているようだ。「それほど遠くない将来に、世界中の金融当局や中央銀行が、金融政策の独占を放棄することを拒否し、ビットコインの価値がゼロになるだろう」と述べている。
「しかし、それまでに10万ドルに達することができるだろうか?ジョン・メイナード・ケインズはかつて、市場はあなたよりも長い間、非論理的であり続けることができると述べたが、私は今は完全に非論理的だと思う」
ガートマン氏はビットコインの市場参加者についてコメントしながったが、自身はデジタルコインよりも金を好むと説明した。彼はまた、ビットコインの供給量が限定されていることと、その結果としてビットコインの価格が将来にわたって上昇するという議論について言及した。
「今、世界には7000のさまざまな仮想通貨がある。有限の通貨が無限にあるわけで、ビットコインや仮想通貨に対する楽しさや喜びや熱意といったものは、最終的にすべてが消えてしまうだろう」
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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン