ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングの動きにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCによって提供されています。

相場が上昇しているときは、誰も相場の下落を予想しなかった。そして、ガチホをする勇気と忍耐力を持っていれば事足りたはずだった。しかし、11月中旬から始まった神経をすり減らすような下落によって、こうした投資家たちは仮想通貨がゼロになると信じたようだ。上昇局面でも、下降局面でも、彼らは間違っていたというわけだ。ファンダメンタルズは、良くなってきていて、より良い将来を照らしている。

ゴールドマンサックス出身で仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルのCEOであるマイク・ノボグラッツ 氏は、マーケットは現在「しらふ」の状態だと発言。投機的なマニアは去ったと述べた。同氏は引き続きビットコインに強気な見方を示していて、「俺たちは次の波を待つサーファーで今は体を絞っている最中だ」と従業員に呼びかけていることを明かした。

また、仮想通貨業界で最も有名な双子、ウィンクルボス兄弟も弱気相場にひるんでいない。ウィンクルボス兄弟は「仮想通貨冬の時代は居心地が良い」とし、今だからこそ仮想通貨の普及に向けたサービス開発に集中できるという楽観的な見方を示した。

我々も、現在の下落は買いの機会と考えている。ただ、垂直的な上昇を期待するべきではない。

BTC/USD

ビットコインは現在、下降型チャネル内での取引が続いている。過去3日間、3500ドルの水準を守る動きが見られる。ここを下回れば、7日につけた3329.05ドルの安値に再びトライする展開になるだろう。

BTC/USD

(引用元:TradingView

もし3500ドルを守れたら、BTC/USD は20日間EMA(青色)付近にある下降型チャネルのレジスタンス線付近まで上昇するかもしれない。

2つの移動平均線が下落を続ける中、過去2、3日間でRSI(相対力指数)と価格の間でポジティブな乖離が生まれ始めている。これは、強気のサインだ。もし20日間EMA(青色)を上回れば、5000ドルまで上昇する可能性もありえる。

20日間EMA(青色)を上回ることに失敗すれば、3000ドルまで下がるかもしれない。このサポートも破られれば、次は2416.52だ。しかし、我々は3000〜3500ドルのゾーンでの値動き続くと考える。このため、前回の分析で買いを推奨した。

XRP/USD

0.33108ドルのサポートを割って以来、リップルの強気派たちは、7日の安値である0.28600ドルを上回った水準を保とうと試みている。

XRP/USD

(引用元:TradingView

0.286ドルと下降型チャネルの底値を下回れば、8月14日に付けた0.24508ドルまで下がるかもしれない。もしこのサポートが破られれば、次は0.15ドルだ。

もし20日間EMA(青色)を上抜ければ、XRP/USは50日間SMA(赤色)まで上昇するだろう。もし0.4ドルを超えた水準を保てれば、下降型チャネルの天井である0.5ドルまで上昇する可能性もある。

現在のロングポジションを維持するべきだ。

ETH/USD

イーサリアムは、以前のサポートである102.2ドルを下抜けた後、83ドルと102.5ドルの狭いレンジで取引をしている。

ETH/USD

(引用元:TradingView

RSI(相対力指数)には、ポジティブな乖離が見られ始めている。反発の可能性も高い。上昇局面では、102.5ドル、20日間EMA(青色)と130.5ドルでレジスタンスに直面するだろう。

もしETH/USD が83ドルを下回れば、下降トレンドが再開する。次の下値は66ドルだ。ポジションを持つ前に、強気トレンドを確認するべきだ。

XLM/USD

ステラは、安値からの反発を試みている。下降トレンド線を突破し、絶え間のない売り圧力から小休止といった形だ。0.13427050ドルを突破すれば、力強く回復するだろう。上昇局面では、20日間EMA(青色)と0.184ドルが大きなハードルになる。

XLM/USD

(引用元:TradingView

一方、もしXLM/USDが直近のレジスタンスから下がり、0.10488320ドルを下抜ければ、下降トレンドは0.08ドルまで伸びる可能性がある。二つの移動平均線は下落傾向でRSI(相対力指数)は売られ過ぎの領域にあり、下降トレンドは続いていることを示している。新たな買い場が見つかるまで、静観した方が良いだろう。

EOS/USD

EOSは、下降トレンド線を上抜けた。売り圧力が少し弱まったことを示唆している。しかし、トレンドは引き続き下落傾向。双方の移動平均線が下落傾向にあり、RSI(相対力指数)は売られ過ぎのゾーンにある。

EOS/USD

(引用元:TradingView

もし強気派が2.1733ドルのレジスタンスを突破できれば、20日間EMA(青色)まで反発するかもしれない。ここを抜ければ、EOS/USDは3.8723ドルまで上昇する可能性がある。

もし次の下落局面で、1.55ドルを下回らなければ、底が形成されていることの証だ。しかし、7日の安値を下回ることがあれば、1.2ドルまで下げるかもしれない。

まだロングポジションを持たない方が良いだろう。