ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングの動きにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCによって提供されています。

正しい予測を下すことは非常に難しいスキルだ。特に仮想通貨分野についてはなおさらだ。多くのアナリストが、2018年に過度な強気予想を示して、バツの悪い状況となった。

そんなアナリストたちの中で、最も有名な人物はトム・リー氏だろう。ファンドストラットの共同創業者であるリー氏は、「適正価格がいつ実現するかについて、時間軸はもう言わない」とクライアントに述べた

一方、ギャラクシー・デジタルのマイク・ノボグラッツ氏は、現在の短い上昇ラリーが、後より大きなものにつながるかもしれないと信じている。ノボグラッツ氏は、フィディリティによる仮想通貨トレーディングサービスとカストディ(保管)サービス、そしてBakkt(バックト)が来年に予定しているサービスに期待を寄せている。

一方、JPモルガン・チェースは異なる見方を持っているようだ。仮想通貨の弱気相場が続いているために機関投資家が参入に尻込みしていると指摘している。

大きな弱気相場の後、仮想通貨が、法定通貨の後ろで目立たない存在になると予測するものもいる。しかし、英国の中央銀行による最近の調査(ツイッターのアンケート)だと、回答者の70%が仮想通貨をプレゼントでもらえるとうれしいと回答したという。

依然として多くの仮想通貨プロジェクトが資金調達が成功している。投資家は仮想通貨の分野にまだ興味を失っていないということだ。ではトレーダーは何をしたらいいだろうか。チャートを見てみよう。

BTC/USD

安値からの急激な反発の後でさえ、ビットコインの長期的なトレンドは下がったままだ。弱気s時は4255ドルで上昇の動きを失速させようとしている。

BTC/USD

20日間EMAは方向が変わろうとしており、相対力指数(RSI)はポジティブな領域へと入ろうとしている。これは買いが戻ってきたことを示唆するものだ。しかし、底を本当に脱したかどうかがわかるのは次の下落でだろう。

もし強気筋が3783.33ドルの20日間EMAを維持できた場合、市場参加者が下落しても買いを入れたいと思っているということだ。より高い安値の後、より大きい高値となった場合、下落トレンドが終わり、BTC/USD
のペアのトレンドが変わったことを確認できるだろう。

上昇する際に注目すべきレベルは、4500ドル、4700ドル、そして4914.11ドルだ。下落するとなれば、ビットコインが3236.09ドルを下回れば、下落トレンドは再開することにあるだろう。

トレーダーは自分のポジションを維持することができるだろう。4500ドル近くで部分的に利益を確定させ、残りの部分についてより高いストップロスを設定することができるだろう。

XRP/USD

リップルの反発は、過去2日間、0.4ドルの直上のレジスタンスで売り圧力に直面している。私たちはこのレベルで小希望な調整が起こると見ていた

XRP/USD

もし価格が現在のレベルから下落に転じた場合、20日間EMAがサポートとなるだろう。2つの移動平均線はフラットとなっており、これは短期的には価格が揉み合いになる可能性がある。

しかし、強気筋が0.4ドルから上抜けることができれば、XRP/USDのペアは下降チャンネルのレジスタンスラインまで到達する可能性がある。トレーダーはこのレベルで部分的に利益を確定させることができるだろう。これは0.5ドルから0.62ドルのゾーンが大きな障壁となると予想しているためだ。

ETH/USD

イーサリアムは122.66ドルでレジスタンスに直面している。それでも、トレーダーが部分的に利益を確定できる130~136.12ドルのゾーンまで上昇するだろうとみている。

ETH/USD

20日間EMAは徐々に上昇しており、RSIは50のレベルを超えている。これは短期的なトレンドが変わっているとみることができるだろう。ただし、50日間SMAは引き続き低下しているため、長期的なトレンドは依然として低下したままだ。

長い下落を経て、ETH/USDのペアは新たな上昇トレンドを開始する前に、ベースとなるパターンを形成すると予想される。下落するとなれば、100ドル、さらに83ドルまで下落することになるだろう。もし12月7日の安値を下回れば、私たちの強気の見方は覆ることになる。