ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングの動きにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCによって提供されています。

過去2年ほど仮想通貨市場は価格の動きばかりが気になっていたが、2019年はよりファンダメンタルズに焦点が当たるようになるかもしれない。仮想通貨コミュニティーがファンダメンタルズを重視しない限り、持続的な回復は見られないかもしれない。

起業家のウィンクルボス兄弟は、ステーブルコインとトークン化証券が仮想通貨業界にとって追い風になると予想。ビットコイン(BTC)に関しては楽観的な見方を維持しており、金よりも良い投資対象だという見方を示している。

ウィンクルボス兄弟はバイアスがかかっているかもしれないが、既存のプレイヤーの参入に期待せずに入られない。

スイスで3番目に大きな金融カストディ(資産管理)提供者Vontobel銀行は、機関投資家向けにデジタル通貨のカストディサービスを開始ウォール街のフィデリティなどに追随する動きで、機関投資家のマネーが流入するのも時間の問題ではないかと期待してしまう。

しかし、世界の金融機関の足並みが揃っているわけではない。中央銀行の中央銀行と呼ばれる国際決済銀行(BIS)は、ビットコインに投資したらマネーを失うと投資家に警告した。

矛盾するような意見が飛び交う中、チャートは何を示しているのだろうか?見てみよう。

BTC/USD

11日と12日、ビットコインは3589ドルから反発するのに苦戦し、13日にはそのサポートラインを割った。現在の水準と3236.09ドルの間にサポートはない。それゆえ、我々は3598ドルより上を維持できなかったら、次第に安値に向けて下がると予想する。去年12月15日に付けた安値を下回れば、下落トレンドが再開することになるだろう。

3236.09ドルを下回ったら、次は、心理的に重要な3000ドルだ。

(引用元:TradingView

一方、BTC/USDは現在の水準か3236.09ドルから反発し、下降トレンド線を上回れば、4255ドルを回復するかもしれない。そうなれば力強さを示すことになる。

現在、我々のスタンスは中立だ。今後2、3日の動きによって、次にとるべき行動が分かるだろう。それまでは、トレーダーは静観した方が良い。

XRP/USD

過去3日間、0.33108ドルを上回ることができなかった。現在、強気派がその水準に再挑戦している。もし失敗したら、0.27795ドルまで下がるかもしれない。

(引用元:TradingView

双方の移動平均線は横ばいで、RSI(相対力指数)はネガティブな領域にある。0.27795ドルと0.4ドルのレンジ相場が続く可能性が高まっている。

XRP/USD は、トレンド転換を示唆していない。今後2、3日は静観した方が良いだろう。

ETH/USD

イーサリアムは116.3ドルにある重要なサポートからの反発を目指している。この間にもし20日間EMA(青色)を超えられなければ、弱気派が再び幅を利かせるようになり、116.3ドルを下回る動きが出るだろう。そうなれば、83ドルまで下落する可能性がある。

(引用元:TradingView

20日間EMA(青色)が下落傾向にある。短期では弱気派の勢力が強いことを示している。しかし、50日間SMA(赤色)は横ばいで、中期的に保ち合いになることを示している。

もし20日間EMA(青色)より上の水準を維持できなければ、 ETH/USDは116.3ドル〜167.32ドルの水準で保ち合いになるかもしれない。167.32ドルを超えるのを待とう。