ビットコイン価格は予想外の買いが入り、セッション高値の8万8,500ドルまで上昇したが、この上昇は50日移動平均線と一致する数カ月間の上値抵抗によって頭打ちとなる可能性がある。
主なポイント:
ビットコインは4月1日の上昇を引き継ぎ、トランプ政権が「解放の日」関税をまだ最終決定していないとの報道を受けてさらに上昇した。
イスラエル、メキシコ、インドはすでに対米関税を撤回、または報復関税を行わない意向を示している。
ビットコイン(BTC)は、過去の反発局面で一貫して跳ね返されてきた、3カ月間続く下降トレンドライン直下で推移している。
直近12時間の市場全体での清算額は1億4,500万ドルに達し、そのうち6,940万ドルはビットコインのショートポジションによるもの。
Kingfisher、CoinGlass、Veloのデータによると、今回の8万8,500ドル突破にはショート清算が影響している。
Crypto market liquidations in the past 12-hours. Source. CoinGlass
ここ数カ月、ビットコイン価格はレバレッジ主導の上昇の持続に苦戦してきた。だが、先物市場以外の動きに目を向けると、市場構造が徐々に弱気から強気に移行しつつあることを示す前向きな材料もある。
以下のチャートが示すように、直近の上昇局面ではスポット市場での買いが強まり、Coinbase Proのプレミアムも回復している。これにより一部のアナリストは、戦略的にビットコインを積み増す企業(Strategyなど)による買いが影響している可能性があると指摘している。
Coinbase premium index. Source: CryptoQuant
過去2週間、GameStop、MARA、Metaplanet、Strategyがそれぞれビットコイン購入計画を発表しており、GameStopは15億ドルを調達し購入目前。Strategyはすでに保有量を増加させている。
GameStop secures $1.5B for possible BTC purchase. Source: Arkham
短期的には、BinanceやCoinbase Proでのスポット買いの継続、そしてトランプ大統領の「解放の日」関税に対する仮想通貨および株式市場の反応が、現在の強気モメンタムに大きな影響を与えるとみられる。