仮想通貨ビットコイン(BTC)が日本時間で2月6日午後8時頃、心理的節目となる4万ドルを再び突破した。ビットコインが4万ドルをつけるのは約1か月ぶりだ。

ここから4万ドル台を維持して1月8日につけた41660ドルを抜け高値を更新するかに注目が集まる。

ビットコインに強気材料の一つが大口投資家である「クジラ」の動向だ。仮想通貨市場分析会社サンティメントによると、今年に入ってビットコインが値上がりしてからも、1000BTC以上保有するウォレットは引き続きビットコイン買いを続けているようだ。一方で10~1000BTCを保有する投資家は38000ドル水準で利確を進めているが、小口投資家は急増しているという。

海外のネット証券大手イートロでガイ・ハーシュ米国部長は「ビットコイン価格が横這いの動きをみせる中、最近では分散型金融・DEFI関連の仮想通貨に資金が巡回していた。だがビットコイン・オプションの動向から分析すると、ここから4万ドル以上で推移できれば5万2000ドル、5万6000ドルへ向かう可能性がある。ビットコイン以外の仮想通貨が上昇するいわゆる『アルトコインの季節』で一巡した資金がビットコインに戻ってくるのでは」とコインテレグラフの取材に対してコメントした。