今月23日に予定されていたビットコインの分岐であるビットコイン・プラチナム(BTP)が、韓国の10才代少年によって企画された詐欺コインだったことがわかった。韓国の中央日報が伝えた。

 これまでビットコイン・プラチナムの公式ツイッターは、同コインはビットコイン・ブロックチェーンの第49万8577番目のブロックで実施されるハードフォークだとしていた。ところが支持者、開発者、出資者やマイナーのリスト等の詳細を一向に提示しなかったことから、疑問視する声が上がっていた。ビジョンもビットコイン・キャッシュの丸写しだった。

 そんな中、今月10日、ビットコイン・プラチナム公式ツイッターは英語から韓国語に急転換して発言をはじめた。

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 軽い口調で「(ビットコインの)空売りはとてもいい。誰がビットコインを買えといったのか。ビットコインの空売りがベストだ」とツイート。

 ビットコイン・プラチナムは、空売り目当ての「ビットコインたたき」に過ぎなかったようだ。

 中央日報等韓国主要メディアが一斉に同コインの主催者が韓国の10才代の少年であることを報じると、本人がツイートで「許してください。ビットコイン・プラチナムは詐欺コインでした。500万ウォンを稼ぐために同プロジェクトをつくったのです」と告白した。

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韓国で蔓延るビットコイン詐欺

 韓国では先月にも、ビットコイン投資をうたって多くの投資家から200億円以上をだまし取った詐欺師五人が逮捕されている。仮想通貨への国民的熱狂が高まる中、韓国政府は適切な規制づくりのために複数の政府部門を横断してタスクフォースをつくって対応する予定だ。