「仮想通貨ビットコイン(BTC)の時価総額が2025年までに1兆ドル(約105兆円)に到達する」という予想は「保守的である」とビットコイン開発の重鎮アダム・バック氏が述べた

ビットコイン関連技術の開発を手がけるブロックストリーム社CEOのアダム・バック氏は、10月5日にビットコイン時価総額1兆ドルは2年以内に到達できると予想。投資会社Arkの仮想通貨アナリストであるヤシネ・エルマンドラ氏が9月に出した予想である「ビットコイン は2030年までに時価総額が1兆ドルから5兆ドルに到達する」に反論した。

Arkは、2020年のテスラ株高騰などを事前に予想するなど、大胆な価格予想で知られている。

バック氏は、Arkの予想は「保守的」であり「2年以内に1兆ドルになりそうだ」と発言。「時価総額1兆ドルになればビットコインの価格は約5万ドルだ」と付け加えた。

現在のビットコインの時価総額は1980億ドル(約20兆円)。バック氏の予想通りになれば、2年以内にビットコインの時価総額は400%増加することになる。

(出典:CoinMarketCap「」ビットコイン時価総額のチャート」)

ちなみにビットコインの時価総額は2兆ドルになればアップル株と同等になるという見方も出ている。

現在、ビットコインのボラティリティ(変動幅)は低下して、「退屈」な展開が続いている。第4四半期(10-12月期)に入って今年の総括をする上で、アナリストや専門家たちも痺れを切らして大きな動きを期待しているのかもしれない。

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン