シカゴマーカンタイル取引所(CME)が手がけるビットコイン先物の建玉が過去数週間で急増した。データ分析企業のSkewが明らかにした。
建玉は、「ロング」や「ショート」などトレーダーが持つポジションの総数をしており、多いほど投資家の長期的な関心が高いことを示すと考えられている。
CMEのビットコイン先物の建玉は、先月、4億ドル(約436億円)近くまで上昇して過去最高を記録。2019年初頭には200万ドル(約2億1800万円)しかなかった。
Skewは「総じて2020年第1四半期にビットコインの建玉は急増している」と述べた。
(出典:Skew/ Twitter「ビットコイン先物の建玉 取引所別」)
依然としてデリビットやOKExなどのシェア率が高いが、CMEが最近急上昇しているのが分かる。
PTJ効果?
米ヘッジファンド界のレジェンド、ポール・チューダー・ジョーンズ(PTJ)氏によるビットコイン投資参入が早くも効果を表しているかもしれない。
ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、PTJ参入は一般的なマネーマネジャーの群集心理を変えるほど大きいと評価。シカゴマーカンタイル取引所のビットコイン先物の建玉増加などで効果が現れるのではないかと予想していた。
翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン