「ビットコインの価値はゼロに近くなる」=ペイパル元CEO 国際送金サービスとしてのリップルも疑問視

 米決済サービス大手ペイパルの元CEOであるビル・ハリス氏は14日、CNBCの番組内ビットコインの価値は「かなりゼロに近くなる」と発言した。同じく米決済サービスのスクエアはビットコイン取引を全米で解禁するなど仮想通貨の普及を見越したサービスを展開しており、同じ業界内でも仮想通貨の未来について見方は別れているようだ。

 ハリス氏は、ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)が好きな人がよく話すように現状の国際送金システムは遅くて高いが「その問題を解決するのに必要なのはビットコインやリップルではなく、より速いネットワークだ」と指摘し、次のように述べた。

 「ビットコインのカルト集団は色々な主張をする。速い、自由、スケールできる、効率的、安全、世界中で受け入れられて使いやすいとね。全部間違っているよ」

 実際はビットコインの取引時間は遅く、スケール化には問題があり、ボラティリティも高い。ボラティリティの問題は、それだけでも決済手段としてビットコインを使えなくするものであり、価値保存手段としてはありえないとし、次のように結論づけた。

 「我々はデジタル通貨をすでに持っているじゃないか。もっと安定していてもっと幅広く受け入れられていて本質的な価値がある通貨だ。それはドルや円と呼ばれている」

 ハリス氏は、過去にも仮想通貨に悲観的な見方を示していて、4月には「ビットコインは史上最大の詐欺」という持論を展開。さらに「仮想通貨の投資家は毒入りジュース(クールエイド)を飲んでいるようなものだ」とも発言した。また現在のペイパルCEOであるジョン・レイニー氏は、仮想通貨についてあまり興味がないとし、ボラティリティの改善を期待すると述べた

 一方、ペイパル創業者のピーター・ティール氏がは3月、ビットコインを「崩壊していく世界に対しるリスクヘッジ」だというコメントを出した。また、15日の報道にもあったように、決済サービス大手のスクエアは米国の50州全てでビットコイン(BTC)取引が行えるようになったと発表した

参考記事
ペイパル元CEO、ビットコイン投資家は「毒入りジュースを飲んでいる」
ピーター・ティール氏、BTCは「崩壊していく世界へのリスクヘッジだ」
米決済サービス大手スクエア、ビットコイン取引を全米で解禁 ダウンロード数もライバル抜く