19日の仮想通貨ビットコインは前日から横ばいで5300ドル付近を推移している。S&Pの下落にも関わらず、ビットコインは安定した価格を維持しており、「底固めの過程にある」との声が出てきている。

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(出典:Coin360 午前10時30分)

仮想通貨トレーダーのDonAlt氏は19日、「我々は底固めの過程にあると思う」とツイート。その一方で「問題はどこでクローズするのか、どのようにセットアップするのがいいかだ」とし、今後予想されるチャートの動きを掲載した。

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(出典:DonAlt「青色の線が予想する動き」)

同氏の予想では4月ごろに4000ドルを割り込んだあと、半減期に向けて上昇。その後一時下落することでダブルボトムを形成し、8月に急騰するというシナリオのようだ。

現在の値動きについては「弱気相場の中にある」と予想している。

今後も価格が下がると予想するアナリストは多い。

既報の通り、JPモルガンの元アナリストでブロックチェーン研究者のトーン・ベイズ氏はビットコインがは元気の前に2800ドルをつける可能性を示唆。半減期前に価格が下落することは問題がないと発言している。

さらに分散型情報ネットワーク投資に特化したVC「プレースホールダー(Placeholder)」のパートナーであるクリス・バーニスケ氏も「2018年の安値である3000ドル近くに再び迫っても私は驚かない」と述べている。

Steemが100%の爆騰

19日に暴騰している仮想通貨がある。コミュニティのハードフォークが発表されたSteemだ。過去24時間で100%上昇するなど、2019年7月以来の高値となった今2月と同水準まで回復している。

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(出典:Coin360 「Steem/USD 1日」3月19日午前10時30分)

Steemはトロン創業者のジャスティン・サン氏をコミュニティから追放するため、ハードフォークを実施し、新通貨HIVEを発行することを発表。

仮想通貨取引所バイナンスが取り扱うことを公表している。