7日〜13日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比170万5050円(10.79%)高の1750万5174円と大幅に上昇し、史上最高値を更新した。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待と、米国におけるDeFi規制緩和期待により、先週のBTC円は9日〜10日にかけて1600万円から1700万円近辺まで上昇し、ドル建てで史上最高値の更新に成功。11日東京時間も買い優勢となると、1700万円を回復し、海外時間には1750万円に肉薄した。米国時間には、トランプ関税を巡る懸念が再燃する中、米国株相場の失速を受けてBTCは上渋ったが、米国債の長短金利差拡大を背景に底堅く推移した。
週末にはトランプ政権がEUとメキシコに対して新たな関税を発表し、一時は弱含みに推移するも、一部のアルトコイン相場の上昇を受けてBTCも連れ高となり、14日には1750万円を僅かに上回った。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。