ブラックロックの最高投資責任者であるリック・リーダー氏は、ビットコインには「耐久性がある」と主張している。
13日にCNBCに出演したリーダー氏は、ビットコイン(BTC)は「まだ成熟してなく」、電力消費や価格のボラティリティに対する一般の認識など、克服するべきハードルがいくつか存在すると語った。同氏は、暗号資産が「環境に多大なコストをかけている」というイーロン・マスク氏の主張については特に言及しなかったが、BTCはいまだ「普通の安定した資産」にはなっていないと述べた。
「私はそれが耐久性を持っていると思う」と、リーダー氏はビットコインについて語った。「これから何年にもわたり、投資分野の一部になると思うが、これらの課題のいくつか(規制のダイナミクスや法定通貨対仮想通貨)とそのボラティリティは現実のものだ。それらは時間の経過とともに克服されるだろう」と予測している。
"Bitcoin is an interesting asset. It is one that has not reached maturity yet," BlackRock's @RickRieder #btc #bitcoin. "I think it's durable. I think it will be part of the investment arena for years to come ... but these challenges are real. They will be overcome over time." pic.twitter.com/EentcYawQN
— Squawk Box (@SquawkCNBC) May 13, 2021
リーダー氏は今年2月、ブラックロックが仮想通貨に「少しづつ手を出し始めた」と述べ、投資家からデジタル資産への需要が出ていることを明らかにした。米国におけるインフレ懸念が高まる中、投資家がインフラに耐性のある資産クラスを求めていることが背景にあるという。