世界最大の資産運用会社である米ブラックロックでグローバル債権投資の首席投資責任者を務めるリック・リーダー(Rick Rieder)氏が、同社が既にビットコインを買い始めたことをほのめかしている

水曜日に行われた米人気経済番組Squawk Boxでのインタビューで、リーダー氏はブラックロックがビットコイン投資に「少しだけ手を出し始めた」ことを明かした。米におけるインフレ懸念が高まる中、投資家がインフラに耐性のある資産クラスを求めていることが背景にあるという。

リーダー氏は「特定の銘柄等へは言及しないが、現金の一部を仮想通貨のようなもので保有することは私にはある程度意義があることのように思える。<中略>技術・規制が進化し、多くの人が仮想通貨をポートフォリオの一部に組み入れるべきだと考えるポイントにきたのではと感じる」などとコメントした。

ブロックロックは最近米証券取引委員会に提出した 2 つの目論見書でビットコインに言及したいるが、どれくらいの規模で仮想通貨買いを行っているかは不明だ。

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リーダー氏は以前にもビットコインは「金の代わりになる可能性がある」と発言していたが、注目すべきはブラックロックCEOのラリー・フィンク氏も2020年12月にビットコインに好意的な発言をしていることだ。

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