16日の仮想通貨相場は、イーサリアム(ETH)のハードフォーク延期を受けて全面安の展開となっている。ビットコイン(BTC)も連れ安の形で推移しているほか、ビットコイン先物から弱気相場が続くサインが出ているという見方も出ている。
(引用元:Coin360)
前日はインターコンチネンタル取引所が手がけるバックトの初めての買収ニュースなどを好感して上昇していたビットコインだが、イーサリアムのハードフォーク延期を受けて下落。過去24時間で2%以上マイナスとなり、3629ドル付近で取引をしている。
(引用元:TradingView 「ビットコイン(BTC)/米ドル(1日)」)
先物市場からも弱気サイン?
また、ビットコイン先物価格から見ても弱気相場の兆候が見て取れるという報道が出た。
(引用元:CME 「1月~6月のビットコイン先物」)
執筆時点では2月を抜かして全てのビットコイン先物価格が、スポット価格である3629ドルを下回っている。コインデスクは、これは弱気サインと解説。「単純に言えば、1カ月後、2カ月後、6カ月後のビットコイン価格が現在の価格を下回ると予想されていることを示している」と指摘した。
先物取引(先物)とは特定の商品を指定日に売買するという契約だ。先物は必需品の価格変動にまつわるリスクを緩和する手段としても、取引可能なデリバティブ商品としても使われる。
ハードフォークとは、仮想通貨のシステムを変更する手段の一つ。ある仮想通貨が新型通貨と旧型通貨へと完全に互換性のない別々の仮想通貨に分裂(フォーク)することにより、システム変更を達成すること。ビットコインキャッシュはビットコインからハードフォークし誕生した、まったく別の仮想通貨として有名。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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