5週間の出金停止の後、仮想通貨取引所OKExは日本時間11月26日午後5時に出金を再開した。再開後、1億1000万ドル(約114億円)相当の仮想通貨が流出したことが明らかになった。

26日の午後5時頃はビットコインが急落し、一時1万6500ドルを下回った時間帯だ。

クリプト・クオントのCOO(最高執行責任者)であるメイソン・ジャン氏によると、OKExから2822BTCが流出。そのうち446BTCはバイナンスに送金された。また、54の口座がビットコインを出金したという。

(出典:TwitterOKExからのビットコイン出金」)

また同時にOKExの独自トークンであるOKBが大量に流出した。ホエールアラートによると、約1億700万円相当のOKBがOKExからFTXに移動した。

OKExは、先月16日に出金を一時停止していると発表。当時は、秘密鍵の保有者の1人が、進行中の「調査」に関連して「現在公安当局に協力している」ため、取引所側で関連する承認が完了できないと発表していた。

その後、警察に拘束されているのは、創業者のミンシン・シュー氏(スター・シューとしても知られている)と報道された。しかし、今月6日、「OKExの関係者が刑事拘留されているという主張は根も葉もないものであり、これは単なる噂に過ぎないことが確認できる」と関係者勾留報道を否定した。

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン