ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
静かな相場が数ヶ月間続いたのち、仮想通貨相場では新たな弱気派が台頭している。仮想通貨市場全体の時価総額は、再び1880億ドルを下回った。ネガティブなサインだ。均衡状態の相場で勝利したのは弱気派だからだ。
時価総額でトップ10の仮想通貨は9-18%から下落。今回の大虐殺を免れた仮想通貨はなかったようだ。下落要因ははっきりとはわからないが、仮想通貨投資会社BKCMのブライアン・ケリー氏は、ビットコインキャッシュのフォークをめぐる不透明感が、引き金になったかもしれないとみている。
トレーダーはどのように対応すれば良いだろうか?底値買いをするべきか?価格が落ち着くまで待ったほうがいいか?みてみよう。
BTC/USD ビットコイン
仮想通貨ビットコインは昨夜トレンド線を割り売りが加速。今年最安値をつけた。5900ドルにおいていたストップロス注文も発動した。反発も力ない状態だ。
(引用元:Tradingview BTC/USD)
5900ドルを抜かない限り、ビットコインは5450ドル、そして5000ドルに向かうと考えられる。
一方、反発が勢いづけばトレンド線を再び超えていく可能性もある。
値固めからの初動はだましであることが多いため、ここ数日の動きから方向性が定まるとみるべきだ。もし下落基調が続くとすれば、それが終わるまで様子見とするのが賢明だろう。一方でここからあまり下落しないようであれば、低値での買い需要があるということになる。
トレーダーはここから数日様子見するのが賢明だろう。
ETH/USD イーサリアム
仮想通貨イーサリアムはサポート線上の188.35ドルを割ったが、9月12日の日中底値である167.32ドルには達しなかった。188.35ドルを超えて反発しており、低値での買い需要があることを示している。
(引用元:Tradingview ETH/USD)
188.35ドル以上で推移できれば強気サインとなるが、下落再開となるとサポート線のある136ドルと110ドルまで下がることも想定される。新たな底値をつけていないことはよい兆候だが、買い出動するには早すぎる。様子見するのが賢明だろう。
XRP/USD リップル
反発は終わり下落。移動平均線とサポート線を割り、0.4ドルをつけた。その過程で0.45ドルにおいていたストップロス注文も発動となった。
(引用元:Tradingview XRP/USD)
現在XRPは反発し移動平均性を抜こうと試している。下落トレンド線を抜ければ勢いをますだろう。
一方で、0.37198ドルにある重要なサポート地点に注目したい。ここを割ると次のサポート地点はかなり低い位置の0.24508ドルとなってしまう。
BCH/USD ビットコインキャッシュ
ビットコインキャッシュは他の主要仮想通貨に比べてさらに強い売りが出た。500.3425ドルと50日間標準移動平均線に対するフィボナッチ・リトレースメントの61.8%地点を割ってから売りが加速した形だ。本欄で480ドルにおいていたストップロス注文も発動。パニック売りで423ドルまで下げてようやく買いが出た状態だ。
(引用元:Tradingview BCH/USD)
11月15日に予定されているハードフォークの不透明感もあるので、今、新規ポジションをつくることは避けたい。