ビットコイン(BTC)の価格は、米国のインフレデータ発表と火曜日に予定されている連邦準備制度理事会(FRB)の会議を前に週次の安値に落ち込んだ。さらに米国の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)は、19営業日ぶりに初の純流出を記録した。
ビットコインは過去24時間で2.3%下落して6万8186ドルに達し、6月3日以来の安値となった。他の仮想通貨も同様に下落し、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ドージコイン(DOGE)も過去24時間で値を下げた。

ファーサイドによれば、ビットコインの急落は、米国の11のビットコインETFが6月10日に6490万ドルの純流出を記録した後に発生した。
グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)が3950万ドルの純流出で先導し、続いてインベスコ・ギャラクシー・ビットコインETF(BTCO)が2050万ドル、フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)が300万ドルの流出を記録した。
一方、ビットワイズとブラックロックのETFは、それぞれ760万ドルと630万ドルの流入となった。

米労働統計局は、6月11日に5月分の消費者物価指数(CPI)を発表する予定だ。
モーニングスターの報道によれば、アナリストは、インフレが4月の0.5%の上昇後に0.1%上昇すると予測しており、年率では3.4%に達するみている。コアインフレは5月に0.3%上昇すると予測している。
FRBの金融政策も、同日に始まる2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)会議で決定される予定だ。投資調査会社Zacksは、FRBが利下げに動く可能性はないと予測しており、23年ぶりの高水準である5.25%から5.5%の目標金利を維持するとみられている。
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