強気サインを示すゴールデンクロスはビットコインの価格チャート上での現象として指摘されることが多いが、ブレイブ・ニュー・コインの仮想通貨アナリストであるジョシュ・オルセウィッツ氏は、ビットコインの時価総額全体に占める割合(ドミナンス)のグラフ上でゴールデンクロスを確認。過去の傾向から、上昇相場のサインであると指摘した。
(出典:Coin360 日本時間5月16日19時時点)
ビットコインは執筆時点までの24時間で2%近くのマイナス。現在のビットコインは未だに長期的なトレンドの中にあって、「8700ドルを下回ったら危険信号で1万500ドルを上回ったら急騰が見込める」という見方も出ている。
ドミナンスチャートでゴールデンクロス
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線をクロスすることを指し、強気相場が伴うとされる。
今回、オルセウィッツ氏は、ビットコインのドミナンスチャートで50日間移動平均線(緑)が200日間移動平均線(エンジ)を上回るゴールデンクロスが観察された指摘。同氏は一部のマーケット関係者が期待する「アルトコインの季節」は到来せず、「ビットコインの季節」の到来だというメモを残している。
(出典:Josh Olszewicz)
過去にもドミナンスチャートの50日間移動平均線が200日間移動平均線を上回った後は上昇相場になる傾向がある。