米上院でリブラに関する公聴会が開かれる中、ビットコイン(BTC)は1万ドルを下回った。1万ドルを下回るのは今月に入って2回目だ。

Market visualization from Coin360

(出典:Coin360

ビットコインは、15日にも1万ドルを下回ったがトランプ発言ムニューシン発言を受ける形で反発。1万1000ドル近くまで回復した。しかし、執筆時点(7月17日午前2時45分)で9616ドルまで下落。過去24時間では8.22%のマイナスとなった。

週ベースで見ると、22%以上のマイナスとなっている。

一方、仮想通貨の時価総額におけるビットコインのドミナンスは上昇し続けている。過去24時間で66.6%まで上昇し、2017年4月以降ぶりの記録をつけた(出典:CoinMarketCap

Bitcoin 30-day price chart

(出典: Coin360「ビットコイン/米ドル(30日間)」)

その他の主要仮想通貨20種も苦戦している。EOSは24時間で17%以上下落。イーサリアムは、14%の下落で2019年5月以降で初めて200ドルを下回った。

米上院でフェイスブックの仮想通貨リブラに関する公聴会が開かれる中、ビットコインは1万ドルのサポートを下回った。

公聴会の冒頭、上院議員のシュロッド・ブラウン氏は、フェイスブックによって開発されコントロールされるグローバルな仮想通貨は脅威的だと懸念を表明「危険だ」と警告した。

一方、リブラ専用のウォレット開発を手がけるカリブラのデービッド・マーカス氏は、「もし米国が行動できなかったら、我々と価値観が大きく異なる誰かによってコントロールされるデジタル通貨が生まれるかもしれない」と述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版