「18年6月までに正式なビットコインになる」ビットコインキャッシュが半日で30%暴騰、クラシックは閉鎖へ

 ビットコインクラシックの開発者グループは9日、公式サイトにおける声明において、ビットコインキャッシュが2018年5月までに正式な「ビットコイン」になるとした上で、ビットコインクラシックの開発を停止すると発表した。

 声明は、ビットコインキャッシュの妥当性をふまえ、ビットコインクラシックの役割は終わったとしている。さらに、

従来のビットコイン・コアチェーンのブロックサイズが1MBに固定されどうにもならないことが、ビットコインキャッシュに優位性を与えている。あとは市場がきめるだろう。

どのチェーンが一番支持を集めるかは皆にかかっている。ビットコインキャッシュを使い始める次の10億人にかかっている。最長で6か月以内に、ビットコインキャッシュの名前から「キャッシュ」という部分をなくし、「ビットコイン」と呼ぶことになるだろう。

と予想した。

今回の発表をうけて、今年8月高値以来低迷していたビットコインキャッシュは半日で30%以上急進し、850ドルの高値をつけた。

今回の値動きの背景にあるのが、ビットコインの分岐案だったセグウィット2xの中止だ。

分岐の際、無料で配られる分岐コイン目当てでビットコインに流入していた資金が、13日に新たな分岐を予定しているビットコインキャッシュに流れたと見られる。

ビットコインキャッシュをめぐっては、Bitcoin.comを運営するロジャー・バー氏やSBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏が支持を表明してきた。

スウェーデン初の思想結社である海賊党の発起人であり仮想通貨にも詳しいのリック・ファルクビンジ氏も9日、ビットコインキャッシュへの支持を表明した。

(直近の動きをふまえ、ソフト開発リソースをビットコインキャッシュのために振り向ける。こう考えるのは私一人ではないはずだ。)

ロジャー・バー氏は、主催するBitcoin.comにおいてビットコインキャッシュのみを支持と取り扱いの対象にするとしている。

日本の読者の皆様へ:コインテレグラフの上記アンケートにお答えください。今後ビットコインキャッシュが、正式なビットコインになっていくと思いますか?

コインテレグラフ編集部によるビットコインクラシック公式声明の全文和訳は以下の通り。

ビットコインクラシック閉鎖のお知らせ

 ビットコインクラシックは、サトシの目標にそぐうコインに戻ることを意図して16年初頭にうまれた。この度、目標が達成されたので、我々は撤退することを決めた。

 クラシックが始まった頃、ブロックサイズを1MBから2MBに引き上げるという可能な限り低いアップグレードを行う決定をした。理論的に可能な限り低いところまでバーをさげ、技術的に複雑な問題を防ぐはずだった。

 しかしこの2年で沢山のことがおこった。沢山の有能な人たちがクラシックがしようとしていたことをしはじめた。しかし成長へのニーズはいまだに最低のままで、皆ビットコインを規模化するスケーリングすることに失敗した。全くできなかったのだ。ニューヨーク合意が失敗におわった今週、従来のビットコインチェーンをコントロールしているグループは、かたくなにブロックサイズを変えずにつき進んでいくだろう。

 僕が「従来の古いビットコイン」と呼ぶのは、それが成長できないまま、サトシのビジョンからひどく乖離してしまっているからだ。

ビットコインキャッシュについて

 ビットコインキャッシュが始まった時、クラシックもこれを支持した。2か月で8個という素早いリリースを行い、ユーザーにビットコインからキャッシュコインに簡単に移行できる戦略を提供した。従来のビットコイン・コアチェーンのブロックサイズが1MBに固定されどうにもならないことが、ビットコインキャッシュに優位性を与えている。あとは市場がきめるだろう。

 そしてこれは、クラシックがその目的を果たしたことを意味する。今後、どのチェーンが一番支持を集めるかは皆にーービットコインキャッシュを使い始める次の10億人にかかっている。最長で6か月以内に、僕たちはビットコインキャッシュの名前から「キャッシュ」という部分をなくし、「ビットコイン」と呼ぶことになるだろう。

 ビットコインクラシックを運営するグループは、代替のウォレットかノードに移行することが求められる。私は本気であり、実際、ビットコインクラシックの最新のバージョンは数日から数週間の間にメインチェーンをフォローしなくなる。だからそうなっても驚くことがないようにしてほしい。

トム・ザンダー(ビットコインクラシックのリリースマネージャー)


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