10月17日のビットコインは約10日ぶりに8000ドルを下回った水準で推移している。1万ドルを下回ってから約1ヶ月がすぎる中、仮想通貨市場からは4年前と同じような「ハロウィーン・パンプ」待望論が出ている。

(出典:Coin360

「ハロウィーン・パンプ」

今年のハロウィーンまでまだ10日以上あるが、ビットコイン支持者は待ちきれないようだ。短期でのさらなる調整が相次いで予測され、マクロ経済状況も芳しくない中、藁にもすがる思いなのかもしれない。

カナダのビットコイン関連企業ブルビットコインのフランシス・ポウリオットCEOは、2015年のハロウィーンの数週間前からビットコインが急上昇した指摘ハロウィーン前の2、3週間で50%ほど上昇し、300ドルの壁を突破。11月から年末にかけてもさらに一段高を記録した。

ポウリオット氏は、「ハロウィーン・パンプ」として覚えているよと感慨深げにツイートした。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(第3四半期(10ー12月期)」)

モネロは急騰

主要仮想通貨が「赤い海」に沈む中、時価総額14位のモネロ(XMR)が6%以上も急上昇している。

仮想通貨アナリストのアレックス・クルーガー氏は、米政府がビットコイン取引を追跡して世界最大規模の児童ポルノサイトを摘発したというニュースが関係あるかもしれないと指摘。犯罪者の間で透明度の高いビットコインの代替として匿名通貨のモネロに需要が高まったとみている。

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