全世界での仮想通貨ビットコインATMの設置台数が6000台を超えた。11月に入ってからは過去最高ペースの増加率を記録している。

ビットコインATM

(出典:CoinATMRadar)

CoinATMRadarによると、記事執筆現在(11月18日午前8時)では6003台が設置され、米国が全設置台数の65%を占めている。欧州では全体の20%、アジアではわずか2%。日本には3台しかない。

米国には3924台、次いでカナダが653、イギリスに272台、オーストリアには189台ある。

11月はすでに108台が設置されており、過去1週間平均で1日あたり9.3台が設置されている。これは過去最高に近いペースだ。

10月中旬には仮想通貨ATMを手掛けるビットストップがマイアミ国際空港にATMを設置。同社のダグ・カリーロ共同創業者は「利便性とセキュリティの観点から、現金ではなくビットコインで旅行したいという需要は増えている」と話すなど米国では普及の兆しを見せている。

一方で米歳入庁は16日、ビットコインATMはKYCやアンチマネーロンダリングなどの規制に従う必要があるとして、調査を開始したことを明らかにした。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン